青春を彩るポップパンクの代名詞~Simple Plan~
今の若者の間の中で、TikTokと言えば知らない人を探す方が難しいのではないでしょうか。数年前(具体的には2020年頃)、あるショート動画が話題を呼び、瞬く間に広がっていきました。
#ImJustAKidチャレンジと言えばわかる方はいるかもしれないですね。
家族や自分自身が一緒に幼少期の写真を再現するポーズをとり、過去から現在の写真に切り替わるというもので、この動画にこの曲の象徴的なコーラスがサウンドトラックとして流れます。
このチャレンジは300万以上のビデオを生み出し、TikTokでの再生数はなんと27億回以上を記録したそうです。
◆カナダ出身のポップパンクバンド Simple Plan(シンプル・プラン)。2000年代初頭にデビューして以来、彼らは世界中のティーンエイジャーや若者の心をつかみ続けています。
1. 共感を呼ぶ“等身大”の歌詞
Simple Planの最大の魅力は、ストレートで共感しやすい歌詞です。
「自分はどこに属すのだろう」「誰にも理解されない」「でも夢をあきらめたくない」――そんな青春時代の葛藤や悩みをそのまま歌にしてくれます。10代や学生時代に聴くと、まるで自分の気持ちを代弁してくれているように感じる人も多いはずです。
2. ポップでキャッチーなメロディ
彼らの楽曲はとにかく耳に残りやすい!そしてすごくわかりやすい。
アップテンポなリズムと明るいメロディに乗せて、切ない歌詞が響くのが特徴です。いくつか代表曲はありますが、どれも世界中の若者に支持されています。それはなぜか?――僕の主観ですが、シンプル・プランの曲の歌詞は決して“一軍”の人たち向けじゃなく“弱き者”たちへ向けたものだから。
時には孤独を抱え、疎外感を感じ、一人きりで闘ってきた人たちの気持ちを代弁し、寄り添ってくれるから。そんなファンたちとライブで大合唱される光景はまさに青春そのもの。
3. 聴くと元気が出るポップパンクサウンド
同じカナダ出身でデビューもほぼ同じ年代のSum 41と同じく、Simple Planもポップパンクを牽引してきた存在です。ギターの爽快感、ドラムの疾走感、そしてヴォーカル・ピエールの伸びやかな歌声が合わさり、聴くだけで前向きな気持ちになれます。落ち込んだときに聴くと、不思議と「よし、もう一度頑張ろう」と思えるはず。
「頑張れよ。自分のことだろ?みんな頑張ってるんだからさ」じゃなく、「落ち込んだらとことんまで落ち込んでもいいよ。それでまた立ち直れそうなときに頑張り始めればいいさ」と、あくまで優しく背中を押してくれる存在です。
4. ファンとの距離が近い
Simple PlanはSNSやライブでの交流を大切にしていて、ファンからも「親近感があるバンド」として愛されています。メンバーの人柄の良さも人気の秘密で、彼らの温かさが音楽からも伝わってきます。いつもニコニコしてるもんね、メンバーみんな。
まとめ:Simple Planは“永遠の青春サウンド”
Simple Planの音楽は、青春の葛藤や夢を諦めない気持ちをポップに、時に切なく描いてくれます。10代の悩みに寄り添い、大人になった今、聴いてみても「自分にもこんな時代があったな」とエモい気分になりました。まさに「When we were young」という感じ。
“永遠の青春サウンド”を、もしまだ聴いたことがないなら、ぜひ聴いてみてください!
きっと自分の中の何かを呼び起こしてくれるはず。