そのさわやかなイントロとは裏腹に、度肝を抜かれるミュージックビデオ。
トップ画からもわかるけど…10秒見てるともう答えは出ます。
「いや、全裸じゃん!!」
かつてこんなミュージックビデオがあっただろうか。多くのアーティストにとっては、ミュージックビデオは自分たちの曲を知ってもらうための手段であったり、表現したい想いを込めたり、主張したいことをメッセージに残したりするはず。なんならストーリーを仕立ててドラマっぽくしたり、芸術性の高いアーティステックなものもある。
でも全裸じゃん。
だが!それでイイ!!(blink-182の場合は。)
実は僕が愛して愛してやまない、世界一大好きなバンドがblink-182(ブリンク ワン エイティートゥー)なのである。
1992年、サンディエゴ郊外で結成されたこのバンドは1990年代後半〜2000年代前半にかけて、ポップパンクを世界に広めた中心的存在で、後に出てくるポップパンクバンドに多大なる影響を与え、リスペクトされるバンド。
オバカ丸出しの下ネタだらけの歌詞だったり、とにかく明るくフザけまくったり…「いい歳こいた大人が何をやってんねん!」と突っ込まれそうな彼らは、小学生の悪ガキがそのまま大人になったよう。
「人生、杓子定規に生きなくてもいいじゃん。楽しく笑って明るく毎日を過ごそうよ」
と、世間の厳しさを知らない若者が言いそうなことを本人たちも言ってますが(笑)、そのままそれを押し通して形にしちゃったんだから大したもの。「夢じゃメシは食えないぞ」と大人が言うような常識をひっくり返した人たちだから、まぁあの頃のポップパンク好きな若者の憧れだっただろうし、僕もその世界中のキッズの中の一人でした。
音楽性はとにかくわかりやすくてキャッチー。一回聴けば覚えちゃうようなメロディで聴きやすく、疾走感のある早いリズムも特徴的。それを生み出すドラムのトラヴィスは全身タトゥーの見た目でイカつい+激しいプレイも特徴だけど圧倒的な技巧派。トムのギターのリフもシンプルなのに爽快感抜群!それを淡々と支えるマークのベース。全てがかみ合うと、思わず口ずさんでジャンプしたくなるような、ノリノリの曲に料理される。
まとめると、「バカっぽいのに、めちゃくちゃカッコよくて、青春を全部詰め込んじゃったようなバンド」って感じかな。
幸運にも過去、2004年のツアーで一度だけ見れたんだけど、それ以来来日はナシ。(この時もトラヴィスの足の骨折で延期になったけど、2008年、スタッフ4人が亡くなったプライベートジェットの飛行機事故にトラヴィスも同乗していて、何とか一命を取り留めたものの、飛行機にはもう乗らないと決めたそう。ただ最近のアメリカツアーでは飛行機を克服したようです。お願いだから日本まで来て欲しい!)
今一番見たいバンドですね。サイコー!!
【発表時メンバー】
◆トム・デロング/ボーカル・ギター
◆マーク・ホッパス/ボーカル・ベース
◆トラヴィス・バーカー/ドラム
【ちょっと心に響いた歌詞一節】
My friends say I should act my age/友達は「年相応になれよ」なんて言うけど
What’s my age again?/俺って何歳だっけ?
What’s my age again?/俺って何歳だっけ?