Nirvana 〜グランジの革命児〜
「IT’S BETTER TO BURN OUT THAN TO FADE AWAY」
意訳をすると「錆びついていくなら今燃え尽きたほうがいい」といった具合かな。なんともロックですね。この言葉、実はニールヤングというミュージシャンの曲の歌詞ですが、有名にしたのはNirvana(ニルヴァーナ)のカート・コバーン。残念ながら彼は既にこの世を去っていますが(自殺でした…)、遺書に上記の言葉が残されていました。
今日はそんな、90年代に世界中を席巻した伝説的バンド Nirvana(ニルヴァーナ) の魅力についてご紹介します。シンプルに、でもしっかりNirvanaの“カッコよさ”を伝えます。
1. Nirvanaってどんなバンド?
Nirvanaは1987年にアメリカ・ワシントン州シアトルで結成されたロックバンド。メンバーは、ボーカル・ギターのカート・コバーン、ベースのクリス・ノヴォセリック、そしてドラマーのデイヴ・グロールです。
彼らは「グランジ」という、汚れたジーンズやフランネルシャツが似合うストリート感あふれるロックスタイルを代表する存在として知られています。
グランジは彼らが活動していた1980年代後半~1990年代初めに生まれたロックの一種で、彼らが始祖と言っても過言ではないでしょう。
特徴はざっくり言うと以下の通りです。
- ギターの歪んだサウンド → ラフで荒削りな印象
- 感情をむき出しにした歌詞 → 孤独、怒り、不安、社会への反発など
- 反商業的なスタイル → 華美な装飾や派手なパフォーマンスは少なめ
つまり「カッコつけずに、ありのままを表現するロック」と言えます。特に反商業的な部分としては、多くのミュージシャンが華やかな衣装に身を包み「観られる・魅せる」ということに重きを置く中(それはそれで間違ってないが)、特にNirvanaのようなバンドは家からそのまま来たような格好で、等身大の「自分が思ったこと」を歌う姿は多くの人の心を捉えました。
2. 心に刺さる歌詞とメロディ
Nirvanaの楽曲は、ただ「かっこいいだけ」じゃないです。
カート・コバーンの歌詞には、社会への不満や孤独、葛藤が詰まっていて、曲は激しく重めです。決して明るい部分だけではない、どちらかというと人間の“陰”の部分を多く含んでいる気がします。

わかりやすく言うと、暗ーい陰キャっぽい音楽というか(笑)。ですがなんというか、魂を鷲掴みにされます。かくいう僕も、寝ての覚めてもカート・コバーンを追い回している時期があり「歌詞でどんなことを言っているんだろう」とか「何を考えてこの歌詞を書いたのか」など、とても深く彼を知りたくなりました。洋楽は英語のわからない人にとっては、まず曲が印象に残って「メロディが好きだから聴く」という人も多いかもしれませんが、もっと深く入りたくなるんですよね、Nirvanaは。
「Smells Like Teen Spirit」 は、青春の混沌や反抗心をストレートに表現していて、メロディはシンプルながら耳に残りやすく、初めて聴く人でも口ずさみやすいのも魅力です。
3. ルックスも含めたカリスマ性
Nirvanaの魅力は音楽だけじゃありません。
カートのちょっと無精な髪型やボロボロの服装、ステージ上での自由奔放な振る舞い…そのすべてが「普通じゃないけど魅力的」というカリスマになっています。
音楽とファッション、どちらもファンを惹きつける大きな要素です。
テンポはやっ(笑)
4. グランジ文化を作ったバンド
Nirvanaは単にヒット曲を出しただけではなく、90年代の「グランジムーブメント」を世界に広めました。
グランジは音楽だけでなく ファッションやライフスタイル にも影響を与えています。
- ファッション:フランネルシャツ、ジーンズ、コンバースのスニーカー、少し乱れたヘアスタイル、など「ボロボロでもかっこいい」スタイル
- カルチャー:反商業主義、個性尊重、内向的だけど自己表現は強い
つまり、音楽も見た目もメッセージも全部が「グランジ」なんです。単なる音楽のジャンルではなく、90年代の若者文化そのものといえるのでしょうね。
5. 今聴いても色あせない理由
Nirvanaの曲は1990年代の音楽シーンを代表するものですが、今聴いても全く古臭さを感じません。
むしろ、ストレートな感情表現や力強いギターリフは、SNS世代の感覚にも響く部分があるのではないでしょうか。(どんな人でもいろんな感情を持ってるでしょうしね)
アルバム、『NEVERMIND』はロック界でも有名なジャケット。今でも色褪せない、Tシャツなどのデザインになっていますね。

まとめ
- Nirvanaは音楽、ファッション、思想すべてがかっこいい。
- シンプルだけど力強いメロディと共感できる歌詞。
- グランジ文化を作った、90年代の伝説的バンド。
この曲から始まり、あなたも華麗なるグランジの世界に引き込まれること間違いなしです!きっと「何かを変えたい」「等身大の自分らしくありたい」と思うとき、Nirvanaの音楽はあなたの心の背中を押してくれるでしょう。