王道中の王道というか、おそらく洋楽あまり聞かないよって人も、もしかするとどこかで彼らの楽曲を聞いたことがあるかもしれないですね。例の「あはーんあはーん」ってやつ(笑)
90年代のパンク・ロックシーンを語るうえで欠かせない存在が、アメリカ・カリフォルニア出身のバンド The Offspring(オフスプリング)。
この頃、ムーブメントのような形で同じくパンク・ロックシーンで様々なバンドが出てきていますが、パンクの荒々しさにキャッチーなメロディを融合させ、世界中の若者に「メロディック・パンク」という新たなジャンルを広めたバンドとして知られています。
そう、オフスプだけではないですが、“新たなジャンル”ができる時代は、新たなムーブメントが起き、その背景には様々な感情があると思っていて。(例えば不景気で就職先もないし、お金もない。未来に希望が持てない若者が多く、政治家や一部の特権階級の人たちだけが、おいしい思いをしていて「偉い人たちばっかズルい!」っていう気持ちが爆発して、「言いたいことは言って、自分たちでやりたいことやろうぜ」っていうエネルギーが本来の“パンクロック”を生み出したんじゃないかと。)
この「メロディック・パンク、ポップ・パンク」というジャンルは、少し前に流行っていた重めの音楽から脱却して、「より身近にリアルに、明るく楽しい聴きやすい音楽」というニーズに合致したんじゃないかと思います。
どう聴いても明るいですよね(笑)これはかなり印象的な曲(フレーズ)なので、一度耳にすればめちゃくちゃ残ると思います。すべらない話で兵頭さんが言ってたのもこの曲じゃないかと。
どう曲を作れば「あはーんあはーん」が思いつくのか…!ソングライターはボーカルのデクスターですが、この人頭いいんですよね。分子生物学の博士号まで持っていて、さらに所有するプライベートジェットを自分で操縦もするという、異色の経歴でも有名です。
そんな彼らは2025年4月に来日ツアー実施済!そちらもライブレポで書ければと思っていますが、2022年のサマソニでも観ることができたのは幸運でした。やってくれる全曲、ほぼ分かるから最高に楽しかったー。
【発表時メンバー】
◆デクスター・ホーランド/ボーカル・ギター
◆ヌードルズ/ギター
◆ビリー・マーティン/ギター
◆グレッグK/ベース(現在は脱退)
◆ロン・ウェルティー/ドラム(現在は脱退)
【ちょっと心に響いた歌詞一節】
So don’t debate, a player straight/だから議論などせず正直にやるのさ
You know he really doesn’t get it anyway/どうせ彼にはうまくできないさ